講義第2回:ログイン、ログアウト、基本的な操作

前回は主に ECC 側からの説明と、皆さんのアカウントがあるかどうかの確認 で作業が終った。今日は、もう少し基本的な使い方からゆっくり説明していこ う。 以下、情報処理ワークブック に沿って基本的な説明をする。まず、先週配られた「利用の手引」を見な がら NC 端末に「ログイン」し、さらに「UNIX」に「ログイン」するところま でいこう。

ユーザ IDとパスワードが正しく入力できれば、しばらくすると(かなり時間がかかるかもしれない)何枚か「ウインドウ」(窓)が開く。




このように、一 つの画面を何枚ものウインドウに分けて使うことで、ウインドウがない場合に 比べていろいろ便利に使うことができる。この画面では、右の大きなウインド ウが電子メイルの読み書きや文書を書いたり編集したりするため、またその隣 の大きなウインドウが、計算機に様々なコマンドを入力したり、その結果を見 たりするためのウインドウである。左上は計算機システムからのいろいろなメッ セージがでる。

ウインドウとマウス

ワークブックの ウインドウとマウスの項を見ながら、基本的な操作をしてみる。

コマンド入力

さて、なにかコマンドを入力してみよう。ここでは、コマンドとは、要するに 計算機に「何かしろ」と指示することである。計算機に指示するにはいろいろ な方法がある。例えば、マウスを持って動かすとか、ボタンをクリックするの は、計算機にそれに対応する指示をしていることになる。

ここでは、まず基本となる方法として、プログラムの名前をキーボードから指 定して動かす方法を使ってみる。普通計算機で「コマンドを入力」といっているのは、 この、キーボードから名前を入れるということである。

コマンドを入力するには、左下の大 きなウインドウを使う。これはターミナルウインドウと呼ばれるものである。 (ターミナル「端末」というのは、昔の大きい計算機に沢山ついていたもので、 このウインドウのようにコマンドを入力すると計算機が応答するというもので あった。)まずマ ウスを使ってマウスカーソル(マウスを動かすとそれに従って動くマーク)を シェルウインドウの中に入れる。すると、ウインドウの一番上のところの色が 変わり、カーソル(キーから文字を入れると画面のその位置に文字が入ること を示すマーク)が白抜きから黒に変わる。これで、キーボードから入れた文字 はシェルウインドウに送られることになる。

cal と入力し、リターンキー(キーボードの右端にある、Return と書 かれた少し大きなキー)を押してみよう。今月のカレンダーが表示されるはず である。

ブラウザで講義資料とワークブックを読む

この講義資料は、 WWW という仕掛けを使って皆さんの端末から読めるように なっている。これがどんなものかはあとで詳しく説明するが、今日はとりあえ ず使ってみることにする。左側のウインドウ(シェルウインドウ)で、
netscape /home/makino/WWW/index.html &
と入力する(そのあとにリターンキーを押す)と、しばらくして新しいウインドウが出てくる。

なお、ここで、「同意する/しない」とかいろいろ出てくることもある。とり あえず深く考えないで「同意する」のほうを(ここでは)選んでよいと思う。 もちろん、一般にインターネット上で特別な情報を見たりするときには、書い てあることに同意していいかどうかは良く考えてからにしないといけない。


ここで、青い文字(下線、点線のこともある)のところにマウスカーソルを持っていき、左ボタンを押すとその内容についてより詳しい情報が得られる。

とりあえず、前回と今回の講義資料を見てみよう。これには、まず、私のホームページで「情報処理講義関係」のところをクリック(マウスカーソルを持っていき、左ボタンを押すこと)してみる。すると、「情報処理講義資料」というページが出てくる。

ここで、さらに 「99年夏学期(水曜)」をクリックすると、この講義のペー ジがでてきて、そのなかでさらにいろいろなところをクリックするとそれぞれ のところをみることができる。(といっても、まだあまり準備が出来ていない が、、、)

ページが大きい時は、右、または下のバーのところにマウスカーソルを持って いき、いろいろやってみるとページが動く。前のページに戻るには、左上にあ る左向き矢印のボタンをクリックする。

最初に見た、この講義のホームページに戻って、「情報処理ワークブック」を 選び、さらに「はいぱーワークブックの世界へどうぞ!」を選ぶと、「はいぱーワークブック」のページがでてくる。

さらに「全体の概要」を選んで(クリックして)みよう。出てきたページを良く読んで、今日の残った時間で、「ウインドウとマウス」、「キーボード」のところを自習すること。余力があれば「導入」のところも読んでおこう。

なお、いずれにしても計算機等を使う上では重要な、タイピングについて簡単 に説明しておく。 Typing など、いくつかのタイプ練習用プログラムが準備されているので、これを使っ てみながら説明をしていこう。 おおむね HWB に書いてある通りだが、2つ重要なことを補足しておく。

別にどのキーを押しても(押し間違えても)計算機が爆発するとか壊れるとか いうことはないので、気楽にやってみて下さい。

ログアウト

計算機を(というか、端末を)使うのをやめ、他の人が使えるようにするための作業がログアウトである。まず、ウインドウに使われていないところにマウスカーソルを持っていき、マウスの右ボタンを押す。すると、マウスのメニューウインドウが出てくる。ここで、ボタンを押したままでマウスを動かし、メニューの一番下の Exit と書いてあるところにマウスカーソルを持っていく(文字が反転表示になるはずである)。持っていったところでボタンを離す。

次回の予定

来週は、WWW による情報収集を扱う。