牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2012/10
2012/09
2012/08
2012/07
2012/06
2012/05
2012/04
2012/03
2012/02
2012/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2012/11/21 15 本省でなんとかWG@3F 3F1
- 2012/11/26 16 Alchip meeting
- 2012/11/27 13 神戸何か
- 2012/11/27 16:30 陰山さんとこ
- 2012/11/28 10 文科省何か
- 2012/11/28 11 文科省何かもう一つ
- 2012/11/30 10- NEDO ミーティング
- 2012/11/30 15-17 つくばFSミーティング
- 2012/12/4 1コマ講義(7-8限)
- 2012/12/6 17-19 文部科学省なんとかWG 3F 3F1
- 2012/12/7 15- CREST 何か
- 2012/12/10 11:30 林さん
- 2012/12/10 16 Alchip
- 2012/12/14? 10? NEDO ミーティング
- 2012/12/17 Ed Turner 来訪?
- 2012/12/17 17-19 戦略運営委員会
- 2012/12/18 教授会
- 2012/12/19 15- CREST 何か
- 2012/12/20 FS 推進委員会(今のところ牧野がでる話にはなっていない)
- 2012/12/22-24 理論懇シンポ@筑波エポカル?
- 2012/12/25 10-12 つくばFS 会議室B
- 2012/12/25 15-17 文部科学省なんとかWG
- 2012/12/26-27 KEK でミーティング
- 2013/1/9 地惑卒研ガイダンス。ELSI 関係者はどうなるかな?
- 2013/1/11 午後 都内私用
- 2013/1/15 15:30 Springer
- 2013/1/21 アプリFSなにか
- 2013/1/22 14-16 連携推進会議@理研東京事務所
- 2013/1/23 教授会
- 2013/1/25 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/2/8 卒論提出〆切
- 2013/2/14 卒論発表会
- 2013/2/18 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/2/18 アプリFSなにか
- 2013/2/20 教授会
- 2013/2/28-3/1 AICS 国際シンポジウム
- 2013/3/5-6? 分野5シンポジウム
- 2013/3/11 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/3/14 or 15 FS 中間評価?
- 2013/3/18-19? つくばFS何か?
- 2013/3/20-23 天文学会
- 2013/3/21 教授会(3/20が春分の日のため)
- 2013/3/27-29 WPI シンポジウム
- 2013/3/27 17-19 文部科学省なんとかWG
定例
- 月曜10-15 井田研セミナー
- 月曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@210(内部ページ)
- 木曜 午後14:40 藤垣研セミナー 5/17, 24, 31, 6/7,14,21,28, 7/5,12
- 金曜 10-12 NEDO グループミーティング(隔週)
- 理研 TL 会議 6/1, 7/6, 8/3, 9/7, 10/5, 11/2, 12/7, 1/11, 2/1, 3/8
- 理研 進捗ミーティング 7/26 8/16 9/20 10/25 11/22 12/13 1/24 2/14
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2012/11/30
- おお、なるほど、こんなこといってるのか: 前のツイートで述べたのは、1年間に換算した数値です。昨年の調査でその数値ですから、今年は大多数の方が年間1ミリシーベルト以内に抑えられるでしょう。
- こんなのとか
- 引用: 被ばくには外部被ばくと内部被ばくがありますが、まず外部被ばくについて。福島市や相馬市など福島県内の自治体が「ガラスバッチ調査」をしています(検索してみてください)。結果は大多数の方が3ミリシーベルト以内(1ミリシーベルト以内が多い)です。
- つまり、何故か知らないけど 1 年で 1/3 になるはずという良く分から
ない信念で、11年は1mSv 超える人が結構いたけど 12 年はそんなのはほとん
どいないはず、といってたと。
- もちろん、今年になって数パーセント程度しか減ってない、というのは
毎日新聞報道にあった通り。
- うーん、想定外のところに正解が、、、
- あ、 1/3 というのは私の間違い。具体的には書いてない。言い換えると定量的根拠なしで「今年は大多数の方が年間1ミリシーベルト以内に抑えられる」といってる。
- その口で「被ばくの程度(多くの人が外部は年間1ミリSv以下、内部は検出限界以下)を理解していない「人権派」(カッコ付き)の報告と受け止めました。」と。まあそりゃ本人以外に理解できるわけがない。
- 絶不調。関節が痛いよー。
- 午前ミーティング終了。
- 馬鹿じゃないの?
- メソッド成功。
- つくばFSの会議。横に oni がおる。お疲れさまです。
- 原発フェードアウト公約「見直す」 維新・石原代表
- 引用:石原氏は討論会で、原子力利用の選択肢を失うことは「困る」とした上で、「私はそういう公約はやっぱり直させます。(エネルギー政策などの)シミュレーションをして、そのシミュレーションの中で、原発の淘汰(とうた)を考えていくことだ」と語った。
- ふと気が付いたが、守谷 SA では様々な種類の納豆を売っている。その
中に天日干し納豆というものがあってですね、、、
2012/11/29
- 大変面倒ななにかに対応してたら他のメイル処理すらできてない、、、
- なるほど、調べるとはいっても別に有限時間でとはいってないから数学的には正しいと。
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(第10回)の開催について
- 来週木曜です。まあその国家戦略が議論される現場の実態を、エネルギー政策とかほど大変でないところで見られる機会かも。
- 「科学」12月号がきてた。海部さん IAU 会長か。
- 「調べたら」と書いてあるから、「調べる」といったという私の解釈はそもそも間違いか。
- 「調べたらツイートする」=「ツイートしていなければまだ調べていない」
- あああ、明日〆切のとても面倒なことの処理をしていたら明日〆切の原稿2つがまだ一文字もねーよ。どーしよ?
- 【原発推進】御用学者のリストを作るスレって去年の 3/20 にできてて、Wiki も 3/30 なのか。
- 30日〆切どころか27日〆切のを忘れてたことが判明。これは処理した。すみません、、、
- 石原代表「官僚主導を打破」 維新が公約発表
- 引用:「既存の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトすることになる(消えていく)」
- これは原発を新設はするといってるのかしら。
- 引用:経済政策では、所得減税で消費を活性化させ、法人税減税で企業の国際競争力強化を目指す。最低賃金制度の廃止や解雇規制の緩和、混合診療の解禁などの規制緩和策も盛った。
- 消費税は 11% に上げる、とちゃんと書いてあった。解雇規制の緩和ねえ、、、
- 多くの人が外部は年間1ミリSv以下だって、、、
- 二本松市の市
民放射線被ばく量調査報告会結果(今年1月のもの)では年間だと平均
1.6mSv くらい。
-
福島市>でも平均では年間 1mSv より大きそう。
- hidetoga 氏の考えるところの「多く」というのが、人口の例えば2割く
らいはそういう人もいる、ということか、でなければ測定期間の間の積算を年
間値と間違えたか、あるいは単に嘘を書いたかであろう。
- あ、あと、日本の人口全体の多く、とか世界の人類全体の多く、とかいう意味だったという可能性もある。
- 一番新しい催促メイルに書いてある送り先アドレスが間違っとる、、、
- というわけで明日〆切の3個のうち2つは処理した。
- 郡山市
- 郡山市積算線量測定第一回分
- あああ、ついに金曜〆切の原稿は月曜朝まででいいでしょうかメソッドをコールしてしまった、、、
- あ、Wiki が3/30 というのはスレ2 243, 363 ね。
2012/11/28
- 明日(つーか今日だ)、10時から17階、11時からは16F1。17階ってなにがあるんだっけ?あんまりいったことない気がする。
- 「直ちに電力の供給に支障がある状況ではありません」って北海道電力のでんき予報ではでるんだ。どういうセンスなんだろう?
- あれ、 Ruby/OpenGL が動かない。あー、このこ NVIDIA ドライバ動いて
ないしな、、
- 外の敵と戦うためには弱点はつぶす必要があるけど、それにはそれでもちろん反発があるわね、、、あーめんどくさ。
- なんか疲れた。
- 黒木玄 Gen Kuroki氏によるエ
ア御用リストについて
2012/11/27
- 国民の生活が第一:ただちに原発稼働ゼロ!第2次基本政策検討案まとまる
- まあ別に消去法で考えなくてもいいかなと。
- この人とか見てると
実は原発反対で、原発推進の人はこんなのです、という工作でもしているのか
と思う。まあ、匿名ではあまり意味ないが。
- 国連人権理
事会 特別報告者のプレス・ステートメントなんかすごくまともなことが書
いてある。以下一部引用
- 引用:
原子力発電所で事故が発生した場合の災害管理計画について近隣住民が把握していなかったのは残念なことです。実際、福島県双葉町の住民の方々は、1991 年に締結された安全協定により、東京電力の原子力発電所は安全であり、原発事故が発生するはずなどないと信じてきたのです。
- 引用:従って、原子力規制委員会の委員長や委員は、独立性を保つだけでなく、独立性を保っていると見られることも重要です。この点については、現委員の利害の対立を開示するという方策が定着しています。日本政府に対して、こうした手順を出来るだけ早急に導入することを要請いたします。
- 引用:原発事故の直後には、放射性ヨウ素の取り込みを防止して甲状腺ガンのリスクを低減するために、被ばくした近隣住民の方々に安定ヨウ素剤を配布するというのが常套手段です。私は、日本政府が被害にあわれた住民の方々に安定ヨウ素剤に関する指示を出さず、配布もしなかったことを残念に思います。
- 引用:
災害、なかでも原発事故のような人災が発生した場合、政府の信頼性が問われ
ます。従って、政府が正確な情報を提供して、住民を汚染地域から避難させる
ことが極めて重要です。
- 引用:
しかし、残念ながらSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予
測ネットワークシステム)による放射線量の情報および放射性プルームの動き
が直ちに公表されることはありませんでした。
- 引用:
年間20 mSv という基準値は、1972 年に定められた原子力業界安全規制の数字
と大きな差があります。原子力発電所の作業従事者の被ばく限度(管理区域内)
は年間20 mSv(年間50 mSv/年を超えてはならない)、5 年間で累計100mSv、
と法律に定められています。
- 引用:
3 ヶ月間で放射線量が1.3 mSv に達する管理区域
への一般市民の立ち入りは禁じられており、作業員は当該地域での飲食、睡眠
も禁止されています。また、被ばく線量が年間2mSv を超える管理区域への妊
婦の立ち入りも禁じられています。
- 引用:
ここで思い出していただきたいのは、チェルノブイリ事故の際、強制移住の基
準値は、土壌汚染レベルとは別に、年間5 mSv 以上であったという点です。
- 引用:
ま
た、多くの疫学研究において、年間100 mSv を下回る低線量放射線でもガンそ
の他の疾患が発生する可能性がある、という指摘がなされています。研究によ
れば、疾患の発症に下限となる放射線基準値はないのです。
- 今日も神戸。用事は昼からなので朝7時の便とかではない。
- 陰山さんとこ見学。おお、例のあれが3Dで動く!すごい!みたいな。
- 例のあれが何かは内緒。
- 実行効率の表が、、、
2012/11/26
2012/11/25
- 維新公約に「脱原発依存」
- 引用: 橋下氏は「(公約に書く)『30年代ゼロ』というところが『脱原発依存』に変わっただけで、中身は何も変わっていない」と強調した。
- まあそりゃ実行する気がなければ中身はかわらんだろうけど、、、
- これ、コメント欄が面白
い。 apj さんが多数のコメントに「いいね」しているのも興味深い。
- 黙った人がいたかどうかは検証不要になった模様:御用リストもエア御用リストも都合よく利用した人たちはいたわけよ。
- ここのコメント欄で展開
されている、簡単に検証できないけど被害はあったんだよばかやろう、的な論理を
低線量被曝に対して適用したらなんだか大変なことになりそう。。
- 水野さんによるJCO事故でのヨウ素放出に関する解説。
野菜で 30Bq/kg?と思ったけど(すみません、中身すっかり忘れてます)雑草だったもよう。
- こちらの引用(孫引き)が次:
- 引用「10月5日に採取した雑草を測定した結果、4地点からヨウ素-131などが検出されました。ヨウ素-131 0.0014~0.037Bq/g ヨウ素-133 0.011~0.038 Bq/g」
- 福島のがんリスク、明らかな増加見えず WHO予測報告
- study2007 さんのまとめが既にあるので2番せんじ感があふれますがちょっ
と以下に:
- 引用:
【大岩ゆり】東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による住民の健康
影響について、世界保健機関(WHO)が報告書をまとめた。がんなどの発生
について、全体的には「(統計学的に)有意に増える可能性は低いとみられる」
と結論づけた。
- 引用:
ただし、福島県の一部地域の乳児では、事故後15年間で甲状腺がんや白血病が増える可能性があると予測した。報告書は近く公表される。
- 引用:
成人で生涯リスクが最も高かったのは福島県浪江町の20歳男女。甲状腺がんの発生率は被曝がない場合、女性が0.76%、男性は0.21%だが、被曝の影響により、それぞれ0.85%、0.23%へ1割程度増えると予測された。他のがんは1~3%の増加率だった。
- 以下大雑把な計算。LSS では甲状腺がんの相対増加は 30歳被曝で
0.6/Gy くらいだったはず(Preston et al. 2007)
- 0.6 はDDREF=1 の値なので、DDREF=2 で10%増えるためには甲状腺等価線
量で 300mSv とかいうとんでもない値が必要。但し、20歳被曝での生涯平均な
ので、30歳被曝70歳発症よりもリスク係数はかなり大きいはず。
- えいやあとリスク係数を3倍にすると被曝は 100mSv。
- そうすると、同じところにいた乳児だと被曝が3-4倍程度は大きい上に同
じ被曝量でのリスクも数倍高いので、生涯リスクで1桁以上高い、つまり、
倍以上になる。
- で、15歳くらいまでだとバックグラウンドの発生率が低いので、相対的
には桁で発生率が上がることになる。
- というのが、「福島県の一部地域の乳児では、事故後15年間で甲状腺がんや白血病が増える可能性がある」というのの具体的な意味。
- まあその、これはあくまでももっともリスクが高いということになった
福島県浪江町の話。
- 浪江町は汚染レベルの範囲がとても広くて、桁で幅があるのでそもそも
どこにいた人の話か?というのもある。人口の大半がいそうな海側は 20km圏
で、 3/15 には避難できてたはず。あれ、3/12 は避難前か?
2012/11/24
- UNSCEAR 2008 本文におけるベラルーシの小児甲状腺がんについての図と対応する本文
- 1986-1990 に比べて 1991-1995 で増えて、1996以降元にもどった、と書
いてあるんだけど、1990年は甲状腺がんが爆発的に増えるのが見えた最初の年
なのでこの年を含めては統計が意味をなさない。
- 実際、この Annex の
Appendix D をみると、1990年の 0-9歳で甲状腺がん発生率は100万人あたり
男性 12,女性16くらい、平均14なので、本文のグラフで男女とも 1986-1990
で4前後となっているうちの 2.4-3.2 程度は1990年の増加の分ということにな
る。つまり、1986-1989 だと 1程度しかないはずである。
- 1996-2000 にも同様な問題があって、「1996年に10歳以下だった人」が、
事故時点で既に生まれていた人や胎内にいた人を含むように見える(でないと
Appendix D のグラフとつじつまがあわない)
- なので、本文には「10歳以下の小児の甲状腺がんのバックグラウンド
生率は大体 100万人年あたり 2-4人である」としれっと書いてあるが、
これは嘘ぴょんである。本当は 1か、せいぜい 1.5である。
- Cardis et al. 2006 のグラフでも、 0-14 歳の甲状腺がん発生率は
1986-1990 で 1 1 2 2 12 (100万人年あたり)である。 10-14 歳は 0-9 歳よ
り発生率はずっと高いであろうから、10歳以下だとまあ89年以前は 1 前後と
なる。
- 二本松市の市民放射線被ばく量調査報告会結果(今年1月のもの)
- スライド18をみると、3ヶ月で 1.5mSv とかになった人の多くは居間とか
寝室の空間線量が 1uSv/h くらいである。
- 平均が 0.4 mSv くらいなんだけど、平均して家の中が 0.25uSv/h くらいなのかなあ?
- どの口がいうんだ?社長か? Nvidia says large GPGPU speed up claims were due to bad original code
- 「御用学者リスト」のおかげで黙ってしまった人たちがいることがどれほどの損失だったかは、STSで検証するよいテーマだと思うよ
- ということで、エア御用な人々ページで検証してみよう。
- まず、取り上げられている人は以下の通り(敬称略)
菊池誠
黒木玄
水野義之
野尻美保子
早野龍五
安井至
鹿野司
片瀬久美子
八代嘉美
荻上チキ
中西準子
三浦友史
松岡聡
山本弘
江川紹子
武田徹
開沼博
赤木智弘
斎藤環
- 続き:
原発くん
知的人材ネットワーク・あいんしゅたいんJEIN
養老孟司
古田博司
- この中で黙ってしまった人は、、、えーと、えーと、誰?
- エア御用リストではないほうの話なのか、それとも、ひょっとしたらこの
エア御用に取り上げられるかもしれないという恐怖のあまり実際にはなにもな
くても黙ってしまった人がいるのではないかという想像の話をしているのかな?
- AERA 臨時増刊の、表層地盤増幅率マップ
とさっきの地震
- 割合綺麗に対応している?
- こういうのもある。朝日新聞デジタル
揺れやすい地盤
災害大国 迫る危機
- 私は自分では「エア御用」という言葉も「御用」という言葉もほとんど使っ
てない(こんな感じで、御用スレとか他人の発言への言及くらい)
- これは、「御用」や「エア御用」という言葉は、なんつーか、「それらは好ましいものではない」という価値判断を担ってしまっているものだから。
- まあこれは、「科学」という言葉が「本来よいもの」みたいな価値判断
を担っているのと関係している。例えば、「科学」がよいものであるという前
提によって、「ニセ科学」は悪いものという考え方が可能になる。
- そう考えると、「エア御用」というレッテルに激越な反応を示したのが、
「ニセ科学批判」に深く関わっている人であるのは理解できる。
- と、これは話がずれた。こういうことを書きたかったわけじゃなくて、
「科学」のほうについての認識の話。といっても、やはりニセ科学批判の人に
典型的であるわけだけど、現実の科学コミュニティで起きていることと、
マートンのエートス的な理想形の区別ができてないんじゃないかいなと。
- というか、マートンのエートス自体がそもそもそういう現実と理想の区
別ができていない勘違いの所産ではないかと。
- というのは 4-50年前に議論しつくされている話のような気がするんだけ
ど、そのわりになんかちゃんとした分析の枠組み的なものができてないような。
- あ、リンクどうしてないの?という声が聞こえてきたので、UNSCEAR レポートはこちら
- 2008 Annex D はこちら
2012/11/23
- 科学主義的リスク言説が置き去るもの
- うーん、それってさ、「科学主義」なの?というあたりがどうも気持ちが悪い。
- 引用13)『チェルノブイリの記憶の最たるもの。それは、どんなに最善の知識と技術を集めても備えきれず贖うこともできない悲劇は起こりうるということではないか。事故の発生確率として科学的に見積もり、技術で制御可能な「リスク」ではなく、不意をついて襲ってくる正体不明の不幸に対する恐れ。』
- 福島の事故の教訓はこんなものでは絶対にない。日本で大きな地震や津波
が起これば原発がこける可能性は高いということは十分科学的に予測されてい
たことで、それに真面目に対応する気がまるでなかったので事故が起きた、と
いうだけ。
- 真面目に対応する気がなかったのは、(今でもそうだけど)真面目に対応し
ようとしたら原発動かすなんておよそ無理というのがわかるからである。
- 過酷事故にまともに対応した避難計画を全ての原発について作るなら、
30km なんてふざけた話ではなく首都県全部避難とか近畿圏全部とかいう計画が
必要なわけで。
- まあ、チェルノブイリの「教訓」に、被害の規模を桁でごまかすことはで
きる、というのがあるとは思われる。唯一被曝との関係を認める羽目になった
甲状腺がんについては意図的かどうかはともかく実際そういうごまかしをして
いるし、それ以外についてはそもそも存在を認めてないわけで。
- そこにあるのはあくまでも被害発生を認めないでおこうとい
う意志だけで、そんなのは科学でもなんでもないと思うわけ。
- 【画像】 東京工業大学 石川台1号館で火事 爆発
- 火事があったのは石川台1号館の西側端あたりの模様。
- 昔から西の阪大、東の東工大なわけだが大抵すずかけだったんだけどね。。。
- 福島・二本松:子供の被ばく量増加 野外活動増え
- 引用:昨年もデータがあり今年と比較可能な小中学生ら4344人中1969人(45.3%)は被ばく量が増加。うち46人は1.5ミリシーベルト以上も増えていた。
- 引用:全体の平均値を昨年と比べると、小学生は0.07ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト、中学生は0.06ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト。
- えーと、45.3% で増えた、ということは残りの 54.7% は減ったか、また
は少なくとも増えてないんだよね?それを見出しで増えたっていうのはおかし
くない?
- もちろん、Cs134 の寄与が減るとか色々あったはずなのに外部被曝がほとんど減っていない、というのは問題なわけだけど。
2012/11/22
- UNSCEAR2008
のベラルーシの甲状腺がんのグラフについて
- これは、えーと、単純に解釈するとベラルーシでは I-131 以外のなにか
の影響でも小児甲状腺がんが増えているということになる。
- もちろん、ベラルー
シでは元々0-9歳児の甲状腺がんがウクライナの10倍以上多かったとか
1986-1997 年の間に被曝以外の理由で10倍以上増えたとかそういう可能性もな
いわけではない。
- まあでもそうでない可能性もあるというような。
- 甲状腺検査・診断における「福島県立医大メソッド」についてPKAさんの連ツイ。お元気そうで。
- まあその、PKA氏は「放射性ヨードだと(中略)、1メガベクレル以下の摂取が実際的な影響を及ぼすとは考えにくい」 という人なので、、、
- 動く平木さん
- グラフではわからんので元データのエクセルファイルをみる。
- 男女平均でも 0-9 歳の甲状腺がんは 10万人あたり 0.1 人/年以下で、1975年から2007年までの32年間で特にトレンドは見られない。15歳以上だとかなり増えている。
- UNSCEAR2008 の甲状腺がんのグラフはなかなか注意深く作られていて、
1989年以前はカットされている。色々いいわけが書いてあるけど。
で、ベラルーシの 0-9歳児の甲状腺がんが 1997年以降でも
かなり多いことにについてはなにも触れられていない。
- なんかねえ、科学的ってこういうのとは違うよねえみたいな。
- 東京都の脱原発といえばまずはLNG発電所建設であろう。
- これは猪瀬副知事のお気に入りだったわけだけど、今後どうなるのかね。
- 伊藤君の Webronza 文章の有料部分からちょっと引用。なぜ石山君の
計算とアルゴンヌのがどっちも宇宙論的N体だったのか、という話。
- なお、もうひとつ2体相関関数の計算とかいうのがあって、こっちも
計算法はツリー法でほとんど同じ。つまり、5グループのファイナリストのう
ち3つが同じようなアプリケーションを同じようなアルゴリズムでやってた。
- 引用:では、テーマは本当に「奇しくも」同じだったのだろうか?
- 引用:必然とまではいえないけれども、偶然ではない側面がある。現在
のスパコンは、理論性能を上げるために、計算を行う回路(コア)数を大量に
搭載している。その数は京で70万、Sequoiaでは世界で初めて100万コアを超え
て157万となっている。
- 引用:これだけ膨大な計算コアを有効に利用できる数値計算は限られてくる。TOP500の上位システムでゴードン・ベル賞が争われる場合は、同じようなアルゴリズムの対戦になりやすいことは想像に難くない。
- 引用:逆にいえば、現在のスパコンが有効に機能する計算テーマは限られるということである
- そういうことである。まあ要するに全然汎用じゃないの。コア数に対し
て演算器の数はもっと多いし、BG/Q だと4スレッド実行とかでないと性能でないそうだし。
2012/11/21
2012/11/20
- 2012/11/20 アプリFS 10-18@東京
- 2012/11/20 WPI ミーティング これはそういうわけで私は欠席
- これ自体は間違ってはいない。自由落下と比べればどんどん遅くなるよ
- でも、崩壊速度
はどんどん遅くなるはずは「自由落下にくらべてどんどん」という意味で
あり、そういうつもりできくちさんにも質問した、とはいってないみたい。
- 結局、(おそらく)当初は通常の意味でどんどん遅くなるという間違った理解に基づいて、buvery さんのいうところの
panacake 説は間違っている、と主張していたんだけど、この主張のほうは
変更しない模様。
- これはbuvery さんが不誠実であるとかそういうものではなく、論争における科学者の典型的な行動である、というのはファイヤーアーベントあたりを見れば延々と書いてある。
- buvery さんは職業的研究者かどうか本人は明らかにしてないけど。
- でもまあ、ある意味、研究者とはこういうものである(少なくともこうい
う人もいる)というのを身をもって示す、という啓蒙活動をしているわけだ。
もちろん私もしている。科学リテラシーというのは、そういうところででは
どうするか、という話なわけ。
- 予定変更して FS のミーティングパスしてWPI のほうに。
- WPI ミーティングは時間無制限的何か。丸山さん元気、、、
- おお、TC300Sな
んてものが。これなら家で 1Bq/kg も夢じゃないかも。40x40x15 ということ
は横向きだから、遮蔽の組み方変えないともったいないな。
- エルゼビアからこのレフェリー遅いからなんとかしろ的メイルが。みたら先週空港ですれ違った(よね?)某君ではないか。催促メイルいきました。よろしく。
2012/11/19
- 2012/11/19 11 AICS 何か
- 神戸にきている。眠い。
- 正午〆切の文章を書いて送った。すみません、、、
- 暇な人は等加速度運動と運動量保存から漸化式をたてて解いてみよう、みたいな:崩壊速度はどんどん遅くなるはず
- ちなみに遅くなるは間違い。
- 放射線測定について
- 現場でわかってる人からみりゃそうだろうな、、、
- あらま、「どんどん遅くなる」が「自由落下より遅くなる」に。
- 書いたレフェリーレポートを送るのを忘れてた。催促がきてた。
2012/11/18
2012/11/17
2012/11/16
- というわけで寝て起きるとメイルの数が大変なことに、、、飛行機早いのでちょっと対応
- 筑波大学プレスリリース
- 日経と共同だけかな?
- 空港まではタクシーで25ドル。
- ゲートにいったところで滝脇君と遭遇。×の××な話で盛り下がる。
- LAX での乗り換えでちょっと茫然。ゲート「43X」と書いてあるがそんな
ものななくて普通に43だった(ゲート44 は沢山ある)
- で、オーバーセルしたから明日の便にしてくれる人には 800ドル分のアメリカンの航空券をとかいうアナウンスが。
- 飛行機にのったら、今度はトイレで水漏れしているから修理してますとか。
- 飛行機は 777 でなんだかボロい。映画が「インターナショナル」を選ぶ
と「ひみつのアッコちゃん」しかない。
- 空港で買った Scientific American 12月号をパラパラ見る。アメリカの
医学研究者と製薬業界の癒着に関する記事がすごい。全部実名でこいつはなん
とか委員会の委員だけどこの会社からいくらもらってて倫理規定的に×のはず、
というのが一杯でてくる。
- まあそのおかしいのは日本だけでも原子力だけでもないというまあ当た
り前の話ではある。
- 面倒くさいレフェリーレポート書いた。
2012/11/15
- 風邪ひいた。着る服を1枚増やして会場に。
- Award Lunch まで1時間、セッションまで2時間。とはいえ、私は Lunchにいきますという意志表明をしてなかったことが判明。一応昨日返事したけど私の席ないかも。
- アワードセッション始まり始まり。
- ケネディ、クレイ、ファーンバック賞の紹介中。
- ファーンバック賞が Schulten だ。まあ早く PME を諦めて欲しいものだ。
- あとよく知らない賞もあった。
- ここまでは発表すみ。
- 最初がGB だ。
- まずはファイナリストの紹介。
- さて、、、きた!単独受賞きた!わーお!
- というわけで、今回は、何故かGB賞は1グループだけとなりました。何故?
2012/11/14
- LQCD on BG/Q の話を聞く。
- 4way SIMD 向けにデータレイアウトを変える的なお話。
- 16ラックで 1PF, 30% of the peak(64x64x64x1024...) なので、まあ、
1PF、30% ピークがでたとはいっても実用ランではないと
- スライドでけた。26枚。ちょっと多いなあ、、、
- 石山君のセッション。チェアは David Baily である。
- Habib は 2005 年とかにみた時より若く見えるが、、、髭そったせい?
- 宇宙論の一般的な話は全部先にやってくれるから、こっちはしなくてい
いかも?
- 8e-11 sec/particle step くらいに見える。
- 0.06ns, 13.94 PFなので、 粒子ステップあたり84万演算。
- 石山君。とりあえず、 fastest time-to-solution code というのは最初にいった。
- 石山君のプレゼンは大変攻撃的にまとまって大変良かった。こっちのほ
うが演算数で6倍効率が良くて 2.5 倍速い、というのが審査員(少なくとも3人
はいた)にも十分に伝わったはず。
- Mike Norman と David Baily はちゃんと石山君のとこにきて誉めていっ
たし。
- まあ、期待していると駄目な結果がくるんだけど。
- Green
500. 2.5Gflops/W できたか。まあ 22nm だもんね、、、
- 2012/11/14 教授会 欠席
2012/11/13
- さて、今日は GB セッションの石山君のでないほうがあるのでその辺ま
でにはいかないと。宇宙論N体は明日まとめて2つ。
- 展示会場では無線LANがあるように見えるがつながってくれないので平木さんとこでネットワーク線にたかる。
- 平木さんとこのポスターはすごい。
- C コンパイラだしねえという気もするが。コアの実力をみたいところ。
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ傍聴希望の人は申し込みましょう。
- 無線LANは全然はつながらない。
- Mike Norman が「俺がチェアか?」みたいなことをいってたけどとりあ
えずチェアをやっている。
- 最初は Shukla で、 Billion-Partifle SIMD-Friendly Two-Point
Correlation on Large-Scale HPC Cluster Systems
- Horst Simon, Yelick, Shukla, Shalf, N-point correlation project
- ゆらぎの起源についていってることおかしくない?
- まあしかしこれも要するに treecode なわけだ。
- 心臓なんとかの話。結局計算量の大半が対数関数みたいだが、、、
- 性能は 11.5? PF
- 論文みると指数関数みたいだが、これは多分多項式近似しているのかな?
- 最後はベイジアンなんとか。
- 集録をHDDにコピー。DVDを取り出す方法がわからなくて色々探した。と
りあえず、メニューのアプリケーション->システムツール->ディスクユーティリティ
でDVD取り出しメニューがあった。コマンドラインからなんかできない?
- 来年はデンバーだって。
- 平木さんがバイオリン練習中。
- QPACE のお兄さんと雑談。次も作ってるとのことだがプロセッサは?と聞いたら K なんとか(Fのじゃない)といってたような気が、、、なかなか大変ですね。
- PCIe のレイテンシが、、、的な、どこでも同じような話をしている。
PCIe はパケットでかくしないとスループットでないし、パケットでかいとレ
イテンシがでかいし(まあパケットでかくしなくてもレイテンシでかいという
話もある)。
- あー、しかし、有能な広報担当がいるって素晴らしい。GRAPE のプレスリリースなんて今まで全部私が自分で書いてたもんね、、、
- スライド30枚という意味不明メイルが某君のとこに、、、
- 明日は 10:30 からの LQCD の話と、11:30 のボルツマン解くのか?的話、
で、13:30 からは Gordon Bell、あとはまあどうでもいいや。
- スライド11枚できた。この構成では駄目な気がするがとりあえず寝る。
2012/11/12
- 2012/11/10-16 SC12
- オンラインチェックインとか全然忘れていたが色々メイルを発掘すると
ちゃんとある。どもども>T様
- でもって再確認。自分の発表は木曜と。
- とても寒いという噂なのであったかいめの服重点装備。
- まあこういう考え方もある:シマゾノせんせは、原子力を進める日本国から税金でお給料を支払ってもらっているのだから、忠勤に励めばよいのではないでしょうか。
- SC12 他のファイナリストの情報がはいってくる。同じ宇宙論的N体では、
ANL の連中は 48ラックBG/Q で 6.23PFなので、96で動けば11-12PFいくが、時
間積分の速度はそこまでいったとしても石山君の「京」の結果のほうが速そう。
- あ、私が数字勘違いしてた。速そうどころではなく余裕で速い見込み。
- どういう話かというと、石山君の計算とアルゴンヌのグループ(Habib とか
Heitmann とか。あれ、LANL じゃなかったっけ?)の計算はどっちも同じよう
な1兆粒子以上、周期境界条件での宇宙論的N対計算である。
- 石川君のコードは彼が開発したものでアルゴリズムは TreePM。ずーっと
原型を辿っていくと私の並列版ツリーと Yoshikawa and Fukushige の TreePM。
但し、これはアルゴリズムが、という程度で実装は全く別物。
- ANL のグループのは TreePM ではなくて、なんか P3M のコードに RCB
ツリーを継ぎ足したようなものらしい。アルゴリズムの詳細は論文にあまりちゃ
んと書いてない。
- 1粒子ステップあたりの演算数はANL のグループので60万くらい、石山君
のでは20万くらい、と大体3倍違う。
- 計算精度はANLのグループのは書いてないのでわからないが、石山君の
計算は宇宙論には十分な精度がある。
- 計算量が3倍も違うのは何故かというと、要するに TreePM と P3M の違
いで、ANL のグループのは計算精度からみると不要な計算をしているから、と
いうことになる。
- まあその、計算機ハードウェアの性能が倍違って、アプリの浮動小数点
演算の速度も倍違っても、実際のシミュレーションの速さは逆転したりする
という話なわけです。
- というわけでソフトウェアは大事なんだけど、これお金だしたらできる
というような話じゃないからねえ、、、才能ある若い人の邪魔をしないことが
一番大事みたいな。
- アルゴンヌのグループは元々 RoadRunner 用に開発したからこういう変態なアルゴリズムになった、、、というのは嘘で、Yoshikawa and Fukushige のは GRAPE 用である。
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループその内次回があるので、
若い人が傍聴して感想とか書くといいかも。
- 「よくできたことの報酬は、それがよくできたということだけ」(これ、これであってる?なんか違う気が)っていうわけじゃなくて、もうちょっとなんかあってもいい気もするよね。
- なんかすごい人数の公募
- こないだレフェリーコメント書いた論文の改訂稿がきているので著者か
らのお手紙を読む。うみゅ、とてもえらい某先生(非日本人)が著者にはいって
いるんだけど、えーと、その、お手紙がとても長くて要領を得ない、、、
- LA 到着。乗り継ぎに4時間あるので余裕、、、というほど余裕がなかっ
たが2時間前にはゲート到着。Salt Lake City まではちっちゃい飛行機で、
まずバスにのってゲートまで移動。セキュリティの前に例によって無限に長い
行列があった。
- ホテルついた。空港からタクシーで20ドルちょっと。成見君とタクシー
シェア(ホテルは違う)。ドライバー氏、文句いいながら回ってくれた。
- 眠い。発表の準備をしないといけないわけだが、、、
2012/11/11
- 某君論文ドラフト、半分くらいみたかな。明日出発前には多分送れます。長いことおまたせしてすみません、、、
- 一応最後までみたので送る。
2012/11/10
- これは共同通信。
スパコン「京」暗黒物質動き再現 世界初、銀河形成に関与
- 2012/11/10 GCOE 研究会@駒場
- 今日の発表は色々破綻した。いくつか失敗したがもっともあれだったの
はアニメーションを起動しようとしたところで acroread が固まったこと。
- ターミナルから起動した acroread から mplayer を起動したところで
Stopped (tty output) になるんだけど、これ抑制するのどうすんだっけ?
フォアグラウンドで動かしておけばいいんだけど、、、
- 米半導体クアルコム、時価総額でインテルを逆転時代が変わるのは速い。
- 携帯電話がなんの前触れもなく突然おなくなりに。明後日から出張で、
まあアメリカではどうせネットワークさえあればいいし携帯なくても困ること
はないが国内ではちょっと困る。とりあえずPCをつなぐ環境だけ新規導入。
- というわけで午後後半のセッションと懇親会パスしました/します。すみません。
- でもって携帯電話はどうしたのかよくわからんが復活した。
2012/11/9
2012/11/8
-
ブラックホール研究会、「SgrA* の 2013 年事象の解明」って書いてある。
- 誰が「事象」ってつけたんだこれ?
- というわけで自分の発表終了。
- ありゃ、Twitter に昨日の日記あげてなかったか。
- 組み立てミスで放射線量低く表示
- 引用:
福島県に545台、宮城・山形・茨城・栃木・群馬・新潟の6県にそれぞれ1
0台から30台ずつ、合わせて675台が設置され、測定された値はインター
ネットにリアルタイムで表示されています。
- 引用:
ことし4月に運用を始めたあと、住民や自治体から「手持ちの測定器で測った値のほうが高くなる」という指摘が寄せられ、文部科学省が調査していました。
- 引用:
その結果、装置の組み立て方のミスで、放射線を検出する部分が鉛を含んだバッ
テリーに一部遮られ、実際よりも10%程度低い値を表示していることが分か
りました。
- 引用:
文部科学省は「組み立て方に問題はないと考えていた」と話していて、正しい値を表示するよう、およそ1億5000万円をかけて、来週から改修工事を始めることにしています。
- 「組み立て方」直すのに1台20万円かかるの?つーか、納入業者に責任ないわけこれ?
2012/11/7
- 午前中はセミナー。
- HPCI なんとか WG は、実際に「京」使って苦労している若い人が傍聴に
いってなんかするとかするのがいいのではとかそういう
- 2012/11/7-9 ブラックホール研究会@ISAS
- 午後は三好さん(というわけでないか)ブラックホール研究会。
- 明日なんの話をするのか考えないと。アブストラクトはなんかこんなの
を書いた。
- アブスト: 90年代以降の赤外線観測により、 Sgr A* の極めて近くまで、大質量で若い星
が存在していることが明らかになってきた。このような星の起源についてはい
くつかのシナリオが提案されているが、決定的なものはない。
- アブスト続き: 一方、標準的な
2体緩和による進化理論では、銀河中心ブラックホールの周りには密度が距離の
-7/4 乗に比例する密度カスプが存在しているはずと考えられる。
- アブスト続き:講演では、こ
れら観測及び理論の現状を概観し、恒星系から他、特に降着円盤等ガスの振舞
いにつけられる制限があるかどうか検討する。
2012/11/6
- すごく西のほうから良い知らせが。おめでとうございます。
- 推薦書的ななにかをでっち上げる。
- 明日のセミナーの準備はできたことにする。
- 「役に立つこと」を念頭に 科学技術と社会の関係研究−−小林傳司教授
- 引用:例えば原発問題でも安全/危険で色分けされ、固有のリスクがある
ことを前提に、それを押さえ込めるかどうかの議論ができていなかった。
- 引用:私たち研究者が両者の間に立ち、リスクを問いながら議論をし、原発の賛否を超えて、どのような社会に住みたいかまで、考えるきっかけを作るべきだった
- これそういう問題か?安全だってのがでたらめだったというだけの話だろうに。
- まあ、安全というのはでたらめだったというのを今でも認められてなさ
そうな人は原子力の専門家でない人にもまだ一杯いるんだよね、、、
- 2012/11/6 16 WPI会議@315
2012/11/5
- Nextmuse の SPH はかなり謎な代物で、Monaghan 1994 風に連続の式を
時間積分するんだけど、その時に密度に高次の拡散項をつけると高周波の振動
を抑えることができて、結果として数値的な粘性が「小さく」なるという話。
- 「密度」に拡散項をつけるので、天文現象ではこのままでは明らかに使
えない。
- この人達はバロトロピックな状態方程式を使っているので、「圧力」を
拡散させてるのと同じ。
とすると、 hydrostatic eq からの局所的ずれみたいなものを拡散させれば
いいのかな?
- レフェリーコメントがきた某論文について議論。レフェリーのいってい
ることが全く間違っているということが、我々の論文をみてインスパイアされ
て書かれた(と本当に書いてある)某論文に書いてある、、、
- まあ、ラグランジアンから導く形式にするのをさぼってた私が悪いんだけどさ。
- Numerical diffusive terms in weakly-compressible SPH schemes
- 第5次航空機モニタリングの測定結果
- 今年6月の航空機モニタリングの結果では、郡山市の市街地に 0.5uSv/h
を切るところはほとんどなさそうだが、そのエリアでの
測定点は逆にほとんど0.5uSv/h以下。
- まあ当然だが除染は点的なもので面的なものではないということであろう。
2012/11/4
2012/11/3
2012/11/2
- 講演おわた。
- 2012/11/2 CREST領域会議@AICS
- 神戸に移動。ポートライナーにのった。
- 神戸までは米国から一時帰国中の某氏と同行。雑談というかいろいろ、、、
- みんな楽しそうでいいなあ。私は最後のセッションの司会だけどそこまでは現場にいないかも。
- 10/31のHPCIなんとかWG資料
- 私が書いたのは以下の通り。
- 日米両国における HPC、スーパーコンピューターの歴史をみると、民間メーカー
に任せるだけでなく、大規模ユーザーである大学や国立研究所が開発の方向性
を示す、あるいは開発そのものを担うことは科学の発展のため、特に日本がシ
ミュレーション科学で国際的優位を実現・維持するためには必須と考えます。
- リーディングマシンは、そのような、大学・国立研究所の主導で開発される先
端的なスーパーコンピューターのことを指すべき概念であり、必ずしも世界一
の性能を意味するわけではないと考えます。
- 但し、「国際的優位を実現・維持するため」の開発ですから、当然開発される
マシンはその時点で価格性能比や電力あたり性能といったコスト面で国際水準
を上回り、なおかつそれがベンチマークではなく実際のアプリケーションで実
現されるものでなければならないと考えます。
- CREST 領域会議。最後のセッションの座長。
- その後新任のチームメンバーと共にミーティング@三宮
- まあその人はI、N両君なのでなにか特に新しいわけではないが。
- 青木さんに教えてもらったNextMuSE
2012/11/1
- 基研きた。
- 座長のお仕事終わった。
- お昼はなんだか大変な打ち合わせ的なにか。
- 明日何の話をするのか全く考えていなかったことに気が付く。