つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2019/05 2019/04 2019/03 2019/02 2019/01 もっと昔引用: 自民党の二階俊博幹事長は29日、徳島市内であった党参院議員の激励会で、土地改良事業関係者を前にあいさつし、来月4日公示の参院選について「我々の方針と一緒にやってくれないところは予算は休ませてもらう」と述べた。
引用: 国の予算編成に対する与党の影響力をたてに協力を迫った形で、「選挙を一生懸命やってくれるところに予算をつけるのは当たり前。やりましたよと胸張って言えるようにすれば、要求に満額お応えする」とも語った。
これは、土地改良事業に関する予算配分等を「参院選に協力したかどうか」で決めさせる、といってるのかしら?
というわけで公職選挙法221条買収及び利害誘導罪」 一 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供与、その供与の申込み若しくは約束をし又は供応接待、その申込み若しくは約束をしたとき。 に抵触しないのかしらこれ?
「放射線影響は九分九厘ないと考えられるが、もちろん絶対にゼロだとは言い切れない。」という認識である時点で、現実に基づかない空理空論になってしまっている。
引用:その二巡目の検査を解析した結果がまとまり、甲状腺がんの発見率と甲状腺被曝量との間に明らかな関連はみられなかったという専門家による報告案(注1)が、6月3日に開催された県民健康調査検討委員会甲状腺検査評価部会に提出された。
引用:被曝影響だとすればがんが被曝線量とともに増えるはずなので、発見された甲状腺がんは少なくともそのほとんどすべてが放射線被曝と関係ないと判断されたわけである。
この報告書の中身を一切検討しないで、それが科学的事実であるかのごとく受け入れる、という立場をとるということであろう。
「世の中そんなもんですよ.だから先生なんてあんまり信用したらダメだよ.」
とりあえず Ubuntu Desktop 18.04.2 LTS 日本語 Remix をダウンロード中。仮想マシンにいれて様子みるか。
引用:調査に誤りが見つかった後、岩屋毅防衛相が衆院安全保障委員会で陳謝した際、新屋演習場が適地であるとの考えに変わりないとしたことも批判。
引用:「非常に地元の感情を害する。謝っていることにならない」とし、「我々も厳しく対応するという姿勢はますます強くなる。もう一回、一から全部精査して出直します、と言えばよかった」と述べた。
間違い訂正して陳謝しただけ偉いという気も。今後は指摘されないようデータは隠しますみたいなことをいうところもあるし。
自動アップデートかけたら snapd なんたらで止まっていた。色々やって apt purge snapd で「解決」
フォントサイズ変えるのは gnome-tweaks でやれ、デフォルトでははいっ てない、ということらしいので apt install gnome-tweaks する。
gnome-terminal の色が××で作業困難なので、編集→Preference→名前 なしプロファイル→色で適当に設定。プロンプトの色は環境変数PS1 (bashな ら)なのでそれをなんとかする。
Emacs, platex をいれる。コマンドいれると apt install なんたらしろとでてくるのでそうする。
まああとぼちぼちか、、、platex あるなら後はどうにかなるし。
4/23 のサンタクララでの TSMC Technology Symposium の記事。 N6, N5P となんだか色々でてくる。N6 は N7++ 的?
微細化は進んでもトランジスタ当り値段は下がらない。EUVがちゃんと使えてくればNREはある程度は下がる(相対的に、、、)んだろうけどまだ先の話かなあ?
22FDSOI とか ULP でちゃんと優位に立てるようなアーキテクチャが必要みたいな。
引用: 国立大学法人・京都工芸繊維大(京都市左京区)は27日、繊維学系の浜田泰以(ひろゆき)教授(63)が学内で無断で営利行為を繰り返し、企業から指導料など計約170万円を受け取ったとして、同日付で諭旨解雇の懲戒処分としたと発表した。
引用: 大学によると、浜田教授は複合材料工学が専門。関わりのある企業3社に学内の機器を使用させるなどし、2013~14年に設備使用料や技術指導料など計約170万円を受け取った。さらに09~16年、学長の許可なく5社で兼業した。
引用: 大学は昨年8月、外部の指摘で調査を開始。聞き取りや研究室で管理する過去10年の預金通帳などの調査で不正行為を認定した。受け取った金は研究費などに充て、私的流用はなかったという。浜田教授は事実を認め、「手続きや規則を認識していなかった」などと弁明したという。
今どき「手続きや規則を認識していなかった」は通らない気もする一方、諭旨解雇なのか、、、という気も。
わかりやすい現状解説なので皆様みましょうみたいな。
あら、非公開ですか。残念。
web.archive.org には残っていた。
KEK 157TF、環境研 620TF。
引用: 一方、省エネ性能では、理化学研究所の「菖蒲システムB」が4期連続で1位を獲得しました。 ビッグデータの処理性能でも、理化学研究所の「京」が9期連続で1位になるなど、実用的な性能を競うランキングで上位に入りました。
PEZY は 2015/6 から今回までの9回で 2016/11、2017/6 以外の7回1位と。
引用:会見に同席した駒込武教授は、5月下旬に山極寿一総長や川添信介理事らと懇談する機会があったと明かし、「総長は『吉田寮生は信用ならない』といった人格的な非難の言葉ばかり口にした。総長に寄せられている情報が一面的なのだろう」と批判した。
築105年、日本最古の学生自治寮「吉田寮」を大掃除してみた_PR
なにか大変そう。
引用: スパコンのランキングを行うTop500で使われるHPLベンチマークでは,メモリをあまり使わないので,演算器がどれだけあるかで性能が決まりますが,最近の科学技術計算では,メモリのアクセスが多く,演算器は遊んでいる場合が多いのです。
引用:このため,富岳では演算器を増やすことにお金をつぎ込むのではなく,メモリにお金をかけて高バンド幅のHBM2をメインメモリとして使っています。その結果,京コンピュータと同程度のメモリと演算性能のバランスを保っています。
引用:その意味では,富岳はTop500には「さよなら」をしたスパコンと言えます。(多分,Top500に性能を登録することは行うので,完全にさよならではないでしょうが,ここではTop500のランキングを上げることに最大の努力を払うわけではないという点で,さよならと言っています。)
うーん、「Top500のランキングを上げることに最大の努力を払うわけではない」のは地球シミュレータも「京」も同じくであろう。地球シミュレータは始めから(少なくとも公式には)Top500 は目標ではないし、「京」でもいくつかの重要な目標のうちの1つでしかない。
引用:今回追加が発表されたのは、Sugon(曙光)とその関連企業であるHigon(海光)、Chengdu Haiguang Integrated Circuit(成都海光集成電路)、
引用:Chengdu Haiguang Microelectronics Technology(和成都海光微電子技術)と、Wuxi Jiangnan Institute of Computing Technology(無錫江南計算技術研究所)の5社。
あら、無錫江南計算技術研究所が。
今日の晩飯はもちろんこれが話題になったわけだが、 Sunway はすでにネットワークとかも国産だからあんまり影響ないかもというか Sunway には神風になったりして。
まあこれは、電気代をレンタル費に回して新しい計算機いれるほうがずっと高い能力になるから、というのが再利用にあまり意味がない理由なので、、、
りっつせんせーがフィーチャーされております。皆様どぞ。
引用: ──現状を招いた原因は。
引用: 端的に言うと、内閣府とその下の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)がダメにしている。政治主導で、トップダウンで何もかもコントロールしようとしている。教育と研究をめぐる議論に、大学の現場の声がほとんど反映されなくなっているのです。
引用: 私自身、政府のある会議に出たことがあります。議論の内容は事前の根回しですべて決まっており、反対意見を言っても議事録に残りすらしなかった。出席者の中には、学術界を代表して果敢に意見を言う先生がいたが、完全にスルーされていました。
引用: また日本経済団体連合会(経団連)も、「今の大学は産業に役立っていない。産業界の意向をくんだプログラムを導入し、教員を変えなければならない」として、政治を通して大学教育に大きな圧力をかけている。
引用:大学の現場からの意見は、政治にも産業界にも、根本的に信用されていないのでしょうね。
これは、「大学の現場からの意見は、政治にも産業界にも、根本的に信用されていない」という理解は間違いで、こういう委員会というのがどこか別のところで実質決まったシナリオを裏書きするためだけに開かれている、という、少なくともここ数十年の日本の役所の悪習によっている。
じゃあどうすればいいのか?といっても極めて物理的な意味で破壊的な提案くらいしかできる気がしないんだけど。
まあなので中国の半導体産業はこういうステージだということか、、、
これは追いかけるほうが有利だよね。現在の米中関係下だと一層。
しかし、証明の途中の式がなんかおかしい。あとで確認しないと。
まあ、学部の頃に上の人の就職大変そうとか思うと5年後には余裕ができるし(博士までいく人が少なかったりするから)
ということはその逆も、、、
清水さんである。
お疲れさまです。
libreoffice って拡張子適当でもなんとかするのか。
「理研神戸キャンパス」ってどこじゃらほいと思うわけだが iTHEMS サテライトが IIB にあるのね。
引用: 安倍晋三総理は10日の参院決算委員会で日本共産党の小池晃書記局長が、すべての低年金者にまず月額5000円、年間6万円の年金の底上げをし、マクロ経済スライドを廃止すべきだ。
引用: 底上げの財源に(内部留保が400兆円ある)大企業に対し、せめて中小企業並みの法人税負担を求めれば4兆円出てくる。
引用: 株で儲けし、所得1億円を超えると所得税負担がどんどん下がっていく富裕層の方に、平等に所得税を払ってもらう、所得税の最高税率をあげることで3兆円の財源が出てくるとした提案に「それはまったく馬鹿げた提案だ、間違った政策だと思う」と大企業、富裕層をかばった。
これってケインジアンのほぼまるごと否定?国家と経済を100年前に戻しましょうと。いやもちろん現在そういうことをしているんだから整合的な発言ではある。
引用: このうち、プリファード・ネットワークス(PFN)は2019年4月時点で国内唯一のユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非上場スタートアップ)だ。巨大AI企業と異なる路線を歩む国内AIスタートアップが多いなかで、あえて大手に真っ向勝負を挑む。
引用: 主戦場はAIチップだ。深層学習(ディープラーニング)の演算には大量のデータを投入してニューラルネットワークを鍛える「学習」と、訓練したモデルを使って判断や予測をする「推論」があり、PFNが開発中のAIチップ「MN-Core」は学習時の演算の高速化を狙う。
引用:「大学生の頃、プロセッサーの開発プロジェクトに関わった。自分たちの手でコンピューターを作る。何て楽しそうなんだと思った」。PFNの西川徹社長CEO(最高経営責任者)はAIチップの開発を考えたきっかけについて、こう明かす。
とのこと。
有料部分にはリープマインドも。
引用: NECはドイツ気象庁からスーパーコンピューターを受注した。気象向けでは欧州最高の性能で、受注額でも5000万ユーロ(約61億円)と最大規模となる。
引用: 仕様の詳細は今後詰めるが、設計上の計算能力はドイツ気象庁が使用する現行機と比較して6倍になる。
現行はこれのXC40かしら?合計2.7PF? その6倍だと16PFとか?1PF4億円か、、、
メモリバンド幅あるわりには Skylake より高くないくらい?
本当ならNECの報 道発表の 156PF 1.2億よりだいぶ安いけど、私のピーク性能の推測が2倍間違ってるだけかも。
論文赤いれた。
池内さんである。
時間かけてもかけなくても駄目なものは駄目という気もする。
今日観測したのは Foxmail なるものが使われていた。
まあこれは、私が初めて国際学会に飛ばされた(指導教官氏がお前いってこいと、、、)時、
こんな発表でどですかと指導教官氏のところにトラペもっていったらお前のは理屈がなくて駄目だ、ちゃんと物事を理論で表現しろというようなことを言われて(多分)発表全部作りなおしたことが元々のなんかである。
その時のプロシーディングス。最初の2ページはPDFみられる。
まあ当時のベクトル機に比べて今の計算機は複雑だが、だからこそ科学であることが大事と。
で、科学であるために必要なことは割合簡単で、原理的にどこまでできるはずで実際にどこまでできたか、という形で結果を述べられること。熱機関の熱効率みたいな感じで。
まあ熱機関についての研究が熱効率について語らないならそれは研究とは いいがたいというのは20世紀以降は明らかである。19世紀にはそうではなかっ たという話は動力の歴史(富塚清)に書いてある。
そういう意味で我々はまだ19世紀にいるといってもいいのかも。
先月の記事。 Knights Mill もディスコンになりましたとさ。
東京新聞特報部記事の Web で見える最初のほう。
10年以上前の Epson NA701 なのでまあしょうがない。Web サーバーだけ なので新しいのに、ということで(新しくないが)とりあえずその辺にあった東 芝 V834 をサーバーに。OS は Cent7 で。
sshd, httpd の設定に謎が増えていて結構はまったがまあなんとか。
とはいえこれもそんなに新しくないのでもうちょっとましなのに変えるか。
OS いれた時に作った /home を documentroot にしてパーミッションをど う設定してもうまくいかなかったんだけど、あとで mkfs したところは問題な かった。結局これよくわかってない、、、
57 ページとか見ると、ちゃんと図には縦横ともスケールがはいっているのね、、、 これで角度はかりましたはさすがにちょっとその、、、
あと、東側に障害物があってはいかんのは何故?そっちからミサイル飛んでくるの?
引用:問題は、壮大でありながら実用化もできそうなテーマを見極められるかどうかだ。
そうじゃない。実績として見極められていないしそもそもそんなことができるはずがないことが問題。
まあ、某社に100億円とか、だせば確実に大きな成果がでるプロジェクトはあるわけで、そういうのに予算がいかない大人の事情がありそうなあたりを探せば実は壮大でありながら実用化もできそうなテーマをみつけることはできる気が。
まあでも大人の事情があるからそういうのには選択的に予算いかないわけで。
応募しようかしら。
収入3倍とかなら考えるよね。
あ、専攻会議は4時間くらい前に終わってる。
例外事由3号ロ「技能・ノウハウの継承の観点から、特定の職種において労働者が相当程度少ない特定の年齢層に限定し、かつ、期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合」というものがあると。
で、何故私はこんなものを調べているんだ?
引用:甲状腺検査評価部会の鈴木元部会長は「放射線の影響を受けやすい、事故当時1歳から5歳だった子どもたちの中で甲状腺がんが増えていないと結果が出るまでは検査をやめるという答えは出せないと個人的には考えている。今後も検討を続ける必要がある」としています。
なるほど、「増えていないと結果が出るまでは検査をやめない」のか。まあそりゃ増えたなんて結論はだせないとなるわね。
これね、資料に示さされている「統計処理」の中身をチェックしないで「がんと被ばく関連認めず 評価部会が報告」と結論でました、と主張したい人はしてもいいけどそれはまあ研究者なら信用は落とすと思う。
難しいことをしないと問題がわからないというような代物じゃないから。
引用: 特にTシャツ単品のスタイルは体形が強く現れやすいので、注意が必要です。お腹回りのふくらみが表れやすく、痩せている場合はサイズが合っていないと腕まわりの細さが強調されて頼りなく見えてしまいます。
うるさい。
とりあえずこれの話を。
引用: 平成 31 年 2 月 22 日に実施された第 12 回甲状腺検査評価部会資料 1-2 の各グラフを作成するにあたり、性・年齢調整オッズ比と 95%信頼区間に誤りがありました。
引用: これはオッズ比を統計ソフト SAS9.4 を用いて算出する際に、解析プログラムにおいて甲状腺がん(及び疑い)ありを 1、なしを 0 として計算しなければならないところを、誤ってありに別の数値(2~4)を入れてしまったために、
引用: オッズ比の結果が本来の値よりも低くなってしまっていたものです(以下プログラム該当部分を示します。修正部分を網掛けで示しています)。
とのこと。で、まあ、予想通りの
引用:尚、有意差検定結果には影響はありませんので、前回提示した被ばく線量と甲状腺が ん(及び疑い)との関連についてのまとめ及び結論を修正するものではございません。
まあ当たり前だが私が前にだしたグラフとほぼ同じだ。
修正後のデータでは、本格検査では全体として被曝量が多い地域ではレファレンスに比べてて2倍くらいの悪性率だが「有意差検定結果には影響はありません」とのこと。
これは統計学的に受け入れられる見解ではない、というのは科学4月号に書いたとおり。
こういう初歩的なミスをしないよう第三者の専門家にチェックしてもらったほうがいいんじゃない?と私今回はいってもよかろう。根本的な問題はなおってないし。
まあ少なくとも前回資料をみておかしいとわかる程度の「専門家」がはいってないとあかんわね。
第二十一条 研究所の役員及び職員は、国家公務員共済組合法(昭和三十三年法律第百二十八号)の規定の適用については、同法第二条第一項第一号に規定する職員には該当しないものとする。この場合において必要な事項は、政令で定める。
政令はどうなってるんだ?
あれれ、「国立研究開発法人理化学研究所法」になった時点かなんかで第二十一条は削除されとる。
まあそのニセ科学批判とかいう人々はこういうのに絶対文句いわないんだよね、、、
延々いいわけが書いてあるけど、要するに有意差がでちゃった解析は色々非定量的な文句をつけてなかったことにして、有意差がでなかったらそれ以上何も検討しないで採用しました、と書いてある。
絵に書いたようなダメ科学である。統計学入門の例題に使える。
そういえば、UNSCEAR 使うと、実際の多くの人が住んでたエリアの汚染はあんまり高くなさそうな田村市とかが高汚染グループ(25-30mSv)にはいって、郡山とか伊達は中位グループ(20-25mSv)なんだよな。なんかおかしいわねこれ。まあだから中位グループのオッズ比が高い。
あー、Ohira et al. 2018 だとやっぱり逆で、郡山はグループB、田村はCだ。その他原発近くの市町村の分類が全然違う。
なぜ 、Ohira et al. 2018 の区分を捨てたのかというとまあそういうことなんであろう。
今CPU温度モニタでみても80度超えないし、これならまあ落ちないか。
引用: これに関しては,天河2号スパコンのことを思い出します。天河1号が軍事利用されており,これはIntelのXeon Phiチップの販売条件に違反するとして,次世代Xeon Phiの中国への販売を禁止しました。
引用: その結果,完成は1~2年遅れましたが,中国は自前でHPC用のDSPを開発し,天河2号を作りました。また,その後,太湖の光も自力で開発しました。
引用: 米国の販売禁止は,2年くらいの遅れと引き換えに,ライバルを強力にするという結果になりました。今回のHuaweiへの販売の禁止は,似たような結果になるのではないかと思います。
ちょっとそういう気がしますね。半導体 IP って、買えるなら別に作るのはコスト的にみあわないのはそうなんだけど、買えないなら作れる気が。
専攻長とか研究科長とか学長とかちゃんとできる人はすごい。
報道等によると「2014、15年度に実施した2巡目の検査で見つかったがんと被ばくに関連性がないとする中間報告」がでるとのことである。
その根拠となりえる資料は、前回の甲状腺検査評価部会ででた これと考えられる。
この資料には少なくとも3つ重大な問題があり、やり直さなければ意味が ある結論をだすことはできないと思われる。
第一は、図に示されているオッズ比の値も信頼区間も「間違っている」ことである。 値そのものについては、公開データは全年齢でのものしかないが、同様な比較 をすると例えば部会資料では 1.6 となっているものが 2.4 となる等、年齢区分したことだけからでるとは思えない差がでる。
これだけでは明らかに間違っているとはいえないが、本格検査で全年齢で悪性数が57しかなく、年齢別にやればもっと少ないので、それをどのように各被曝量区分に割り当てても、例えば資料の1ページ目にあるような狭い信頼区間になることはありえない。
第二は、結果の解釈の問題である。まあそもそも計算が間違っているのにこんな話をしてもしょうがないというところはあるが。
資料1ページ目の本格検査のグラフでは、レファレンスである 20mSv 以下に対して、それ以上の被曝をうけた3グループのうち1つは95%で有意に高く、残る2グループも95%有意ではないとはいえ高くなっている。
この結果から「がんと被ばくに関連性がない」と結論できるかどうかは自明ではない。
例えば、ランダムなデータであれば「3グループが全てレファレンスより高く、さらに1つないしそれ 以上は95%有意である」確率は 1.8% しかない。
とはいえ、事後的に「こういう場合」として確率計算すればいつでも「こ れは特別」といえるので、この計算に意味があると主張するわけではない。
でも、例えば3グループとも95%有意になる確率は 0.0016% しかないので、そう なってないから「がんと被ばくに関連性がない」と結論する、というのは 統計学的に適切ではない。
第三は、分析方法の問題である。甲状腺検査評価部会でこれまでにでてき た資料では、先行検査の時に使われた4地域区分を使って本格検査の分布をし て、どうしても地域差がでるので色々検査間隔の調整とかやったがそれでも 地域差が残っていた。
今回は、先行検査の時に使った区分ではなく、新たに「市町村別UNSCEAR推計甲状腺吸収線量」をもってきている。これは統計的検定という観点からは完全にアウトな方法で、事後的に有意差がでなくなるような地域区分を探してきたのではないか?という疑いを否定できない。
また、この分析を行ったのは福島県立医大疫学室の研究グループだが、 このグループが既に先行検査について発表した2論文はいずれも UNSCEAR 推計を使うものではなく、県民健康調査での個人の外部線量評価 に基づいて地域区分を行っている。
既に論文をだしている方法とは違う方法を新たに甲状腺検査評価部会のためだけに導入する、というのは、これも事後的に有意差がでなくなるような地域区分を探してきたのではないか?という疑いを否定できない。
さらに、この、論文で使われている「県民健康調査での個人の外部線量評価 に基づいて地域区分を行い、地域差をみる」という方法自体が、「がんと被ばくに関連性」があるかどうかをみるのに適切な方法ではない。
個人の外部線量評価があるのだから、それが限られた人数であるとしても それと甲状腺がんの発生割合の関係を直接分析するほうがはるかに信頼できる 結果が得られると考えられるからである。
とのことです。