つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2023/08 2023/07 2023/06 2023/05 2023/04 2023/03 2023/02 2023/01 もっと昔
地震・原発関係リンク
雑な話としては、 1TB/s くらいあると実効性能単精度 400TF くらいまで
対応できることになる。電力的にはチップレットなら 1TB/s はできると。
まあでもそういうの考えてるから専用命令までいれたとか?とはいえ今の
ところ NVIDIA って買ったもの上手く商売にできてない感じが。Xどうなるんだろ。
とりあえずこういう人達では国家は機能しないというのが国民の共通認識であって欲しいが現状ではそうでないと。
そもそも文科省のテニュアトラック関係の予算が時限でその間だけ人件費のお金でるけどあとは知らないよ、というものだったような。まああとは知らないよ、なのはそんなのばっかりで、それが大学の現状を招いているわけではある。
なお、我が大学でというか少なくとも我が研究科でここ10年くらいにやっているテニュアトラックは基本的に定員枠でやってます。
引用:
「京」のように新たにスーパーコンピュータを開発するには数百億円の投資を必要とする。すべての予算が富士通に支払われるのであれば良いが、実際に富士通に支払われた額は予算のほぼ半分程度である。
引用:その費用で新たなスーパーコンピュータの開発と実際のハードウェアの納品までを賄わなくてはならない。これは普通に考えて持ち出しが多くなり、マイナスとなる事は明らかだ。それなのに何故富士通は次のフラグシップマシンの開発まで引き受けるのだろうか?
引用:実際にテクニカルコンピューティングソリューション事業本部長である山田昌彦氏に聞いた。
これ読むと、富士通がどのような考えのもとで「京」、「富岳」をやった
かが読み取れる。
「京」は
2012年にまあ600億で10PF で、これはそもそも高い。CfCA は2008年のXT4 が
30TF で2013年度のXC30が最初500TFだったかな。SX9 がなければXT4も
40-50はいけたかも。
これが12億。2012年なら300TF。10PF 400億。ちなみに、「京」は
45nm でダイサイズが 513mmsq、760M trs これが8万ノード。
2012年だと Sandy Bridge の E5 2690 あたりが AVX 対応でクロックも高
いのでピーク性能も高い(んだっけ?)。32nm 2.3G trs 435mmsqと。
ちなみに FX10 はTSMC 40nm で502mmsq に 1.87B trs と資料にはある。
FX100 はTSMC 20nm で700mmsq に 3.75B trs と資料にはある。
ついでに Haswell の E5 2690 v3 は 22nm で2.6B trs, 356mmsq, 12 コ
ア。3GHz で回ると 576GF。これは2014年なのでだいぶ先。
私がよくわからないのは「京」で赤だした(とここに書いてある)のに
何故もっと赤がでる富岳をやったのか?ということ。
製造費で赤はださない、と書いてあるけど、いや色々考えると計算あってないよねそれ。
もちろん、論理的にありえる回答は「赤にするつもりはなかったから」
なんだけど、色々設計変更があったとはいえ製造費が大きくずれこむわけじゃ
ない。
N7 400mmsq のチップに HBM 4個つけたら売って利益だすとにはいく
らか?というとそれは富士通の製造数では100万では無理と思われる。つまり、
600億では6万ノードしかはいらない。でも現在 R-CCS には16万ノードはいっ
ている。
実際、FX1000 の売り値は絶対死守する必要があったと思われる JAXA(旧NAL) で1ノード100万だった。
N7 だとCPUなら AMD Zen2。これは CCD が74mmsq, 3.8B trs, 8 core、
まあこれ実際のCPUコアは4割以下くらいで半分以上がL3だ。L2 までの
コアは 2.83mmsq と。L2 512KB。
A64fx のコア(L1まで)は推定 2.6mmsq なので(私がダイ写真をものさしで
はかった数字)、Zen2 コアとほぼ同じ。
結局、A64fx が商用展開できなかった理由は単純にピーク性能あたりの価
格が x86 に比べて高い(少なくとも有意に安くない)からといえる。まあこれ
に加えて実行効率の問題はある。
これは赤になる理由と同じ。 で、なぜそれ作ったのか?がやっぱりわからない。
もちろん NVIDIA ははじめから AI 応用で独占的だったけど、技術的な優
位を決定的にしたのは V100 で、この時点で大体の AI プロセッサベンチャー
は事実上死んでる状態になった。
その先で NVIDIA の独占を打ち破るには、GPU アーキテクチャの限界を超える何かがいる。
実際には別に相対主義でもなんでもなくて単に嘘つきなだけだと思う。今
プロジェクトがキャンセルされないためなら嘘でも、ってやったことが生涯で
1度もない人だけが相対主義とか口にできる。私は無理である。
これはもちろん Sociology of Science とか STS についてより正しく、
では STS は無意味かというとこれは鳥類学が人間社会にとって意味がある程度
に意味がある。(科学者にとって意味があるとはいってない)
まあ、鳥類学では鳥の観察は重要だというくらいには STS では科学者の観察は重要だろうし、でもそこで必要なのは観察であって対話ですらなくもちろん議論ではないのではないだろうか?
一昨日の岩澤さんのトークで、ここ2年はFDPSの引用数より FDPS 使って
開発された PeTar の引用数のほうが多い、という話があった。
まあそういう重要なコード開発を可能にすることが FDPS の意義なので、そういう論文がいくつかでればいいんだけど、引用数的な意味ではちょっと悲しいみたいな。
原理的には当たり前なんだけど、実際に自然被曝量の違いによるリスクの差は見い出されていて不可知の領域ではないと。
この前に「しきい線量とは、確定的影響が全体(集団)の1%の人に脱毛・
白内障・皮膚障害などの症状が現れる線量のことを言い、しきい線量以下であ
れば影響が生じない、以上であれば影響が生じる基準になります」
で、註として環境省の確定的影響と確率的影響のページがひかれている。
環境省のページにはもちろん確率的影響のこともそれにはしきい値がない
ことも書いてあるが、この人はそのことはさっくり無視し(あるいは理解でき
なかったのかも)、確定的影響のことだけを書いている。
研究者と思われる人でこの記事をほめている人がいてさすがにちょっとどうかなと。
さて、研究会開始時刻までに会場に辿りつけるか。遅れたらごめんなさい。
明後日のは単に懇親会であって祝賀会とかじゃないから別になんにもないよね?
第一は、処理水放出しなくても海に流出している放射性物質がおそらく事故以前の福島第一の年間放出管理目標値である2200億ベクレル/年くらいあって、これを減らすことが絶対的に重要だけど、そもそもこういう放出があること自体に国も東電も一切触れないのが問題、ということ。
そもそも別に多分高濃度のものが直接流出してるのに、それには触れないで処理水の放射性物質の量とか濃度の話をしてもまるで無意味である。
第二は、ALPS処理水の放出について、トリチウムについては事故以前の放出管理の年間基準値22兆ベクレル以下にします、といっているのに、それ以外については年間放出管理目標値である2200億ベクレルの存在に言及すらしないこと。
まあ守れてないとわかってるから言及しないのかなと思われるが、トリチウムだけ守ります、というのは方針として整合性がないし、論理的にはトリチウム以外については(濃度と海水放出能力の範囲で)いくらだしてもいいことになってしまう。
第三は、内部被曝の評価が生物濃縮や、半減期を考慮していないこと。告示濃度に対する比率がかなり大きい I-129 は海藻によって数千から数万倍濃縮される上に、半減期が 1570万年と長い。
このために、食物連鎖を通した人体への影響は、海水を直接飲む場合に比べて桁違いに大きくなりえる。
トリチウムは生物濃縮しない、水銀とは違う、というのはそれはそうとして、ヨウ素は生物濃縮する。で、半減期が長いんだから量は少なくて害なんかないはず、というのは、そうじゃなくて大量に残ってる結果 1Bq/L とかのオーダーになってる、ということである。
現実とは思えない。
「放射性物質は、存在そのものが問題なのではなく、人体や環境に影響を与えない水準(=規制基準以下)
であることが重要。」これわりと根本的に間違っている。「人体や環境に影響を与えない水準」ではなくて、せいぜい、これくらいはしょうがないと合意することにした水準でしかない。
それも、「運転中」の原発(なので何か役に立っていることになっている)についての基準を、なんの役にもたってない事故後の原発跡地に適用する、という時点で本当はデタラメである。
さらに、「告示濃度とは、毎日、その濃度の水を約2Lずつ飲み続けた場合、1年間で1ミリシーベルトの被ばくとなる
濃度として設定。なお、トリチウムは6万ベクレル/L。」で、半減期を考慮し
ないのは問題である。
なんかもうこんなのみたら武谷三男の亡霊がでそうだ。
要するに政府が国の原子力政策に反対する(というか単に民主的に進めましょうなんだけど)学者のリストを作ってたという話。まあ今もやってるよね?
引用:「極左思想をもつ指導者によって統合されている最大の組織は民主々(マ
マ)義科学者協会」だとし、原子核物理学関係の会員・同調者として坂田、武
谷氏のほか、伏見康治氏(後に公明党参院議員)、中村誠太郎氏らの氏名を列
挙。
引用: 「(科学者の国会とされる)学術会議々(ママ)員の中には、民科を背景とする議員が多く、約40名に及ぶと言(ママ)われている」
学術会議が敵視されるのはこの頃にさかのぼる話ではある。
ちなみに、このころのSFであるジェイムズ・ブリッシュの「宇宙零年」には政治家の発言として「左翼のAAAS」というのがでてきた。まあ当時はアメリカでもそういう空気だったと。
そういうものだ。
2023/9/28
2023/9/27
2023/9/25
2023/9/20
2023/9/19
2023/9/17
2023/9/16
2023/9/15
2023/9/14
2023/9/13
2023/9/12
2023/9/11
2023/9/9
2023/9/8
2023/9/7
2023/9/6
2023/9/5
2023/9/4
2023/9/2
2023/9/1