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10. 群馬県産原木しいたけ (2011/12/28 )

70 は、自宅近くのコンビニで売っていた群馬県産原木しいたけの測定結果です。

Figure 70: 群馬県産原木しいたけ。測定時間は2万8千秒、結果は24時間に正規化。

福島産リンゴの15倍程度の放射性セシウムを含んでいるようです。暫定規制値を 超えているかどうかは(絶対値の較正ができてないので)ここでは断言しませんが、 その前後の量があることは確実な代物です。

Figure 71: 群馬県産しいたけ測定中の画面。

71 は、TA100 で測定中の画面で す。0.662MeV の Cs-137 のエネルギー位置を境に低い側では多数カウントが あり、高い側はずっと少ないことがわかります。0.662MeV にあるピークが 統計的に有意とはおそらくいえないですが、それより低エネルギー側にでる コンプトン散乱の寄与が明確に見えているわけです。

原木の産地が不明の原木しいたけは極めて大量の放射性物質を含んでいること がある、ということです。

今日までで、福島県産リンゴと群馬県産原木しいたけについては、コンビニで1度買っ て測定しただけでセシウムが検出されています。前にも書いたよ うにこの他に関東産の野菜等をいくつか測定していますが、それらでは有意な 検出にはいたっていません。つまりは、今までのところ、リンゴとしいたけ以 外で私が測ってみたものは関東産でも暫定規制値よりかなり低い汚染度である、ということです。
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