next up previous
Next: 7 次週予告 Up: 計算天文学 II 第6回 常微分方程式の初期値問題(1) Previous: 5 構造体とクラス

6 練習

  1. 一次元調和振動子

    について、初期条件

    からの、 までの数値解を、古典的ルンゲ・クッタ公式を使って求め よ。刻み幅をいろいろ変えて、精度が刻みにどのように依存するか、また、ど こまで高い精度が実現可能か調べ、なぜそうなるかを考察せよ。

    なお、牧野が書いたプログラムが

    http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/~makino/pcphysics/programs/index.html
    
    の hermonic5a.C にあるので、今回はこれをコピーしてコンパイル・実行する だけでも一応いいことにする。

  2. 刻み幅が等しい場合について、以下の公式を導け

  3. 上で導いた4次の陽的・陰的アダムス公式を使って、1と同じ単振動の方 程式について同様な解析を行なえ。出発公式にはルンゲ・クッタを使うか、あ るいは厳密解をつかってもよい。

  4. 陰的線形多段階法について、直接代入法が収束する速さが何で決まるか を考察せよ。



Jun Makino
Sun Jan 6 16:28:00 JST 2002