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計算天文学 II 第5回 常微分方程式の初期値問題(1)
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5 構造体とクラス
6 練習
一次元調和振動子
(18)
について、初期条件
(19)
からの、
までの数値解を、古典的ルンゲ・クッタ公式を使って求め よ。刻み幅をいろいろ変えて、精度が刻みにどのように依存するか、また、ど こまで高い精度が実現可能か調べ、なぜそうなるかを考察せよ。
なお、牧野が書いたプログラムが
http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/~makino/pcphysics/programs/index.html
の hermonic5a.C にあるので、今回はこれをコピーしてコンパイル・実行する だけでも一応いいことにする。
刻み幅が等しい場合について、以下の公式を導け
4次の陽的アダムス公式
4次の陰的アダムス公式
4次の陽的シュテルマー公式
上で導いた4次の陽的・陰的アダムス公式を使って、1と同じ単振動の方 程式について同様な解析を行なえ。出発公式にはルンゲ・クッタを使うか、あ るいは厳密解をつかってもよい。
陰的線形多段階法について、直接代入法が収束する速さが何で決まるか を考察せよ。
Jun Makino
平成14年12月2日