天文学特別講義IV 2009
講義全体について
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- 講師
- 牧野淳一郎
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- 講義の時間、場所
- 月曜 16:30-18:00, 理学部1号館天文大学院講義室(1-1043)
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- 参考書
- Binney, J. and Tremaine S., Galactic Dynamics, Princeton University
Press, 1987, 2008
- Spitzer, Lyman, Jr.,
Dynamical Evolution of Globular Clusters, Princeton University Press,
1987.
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- 講義の進め方
- 普通の講義。なるべく資料をつくる。Web上に置くが配布はしない。
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- 評価
- レポート
講義概要
星団、銀河、銀河団等の恒星系の運動、進化を記述する恒星系力学について、
その入門から、最新の天文学研究での応用までを概説する。以下の内容を予
定している。
- 支配方程式(無衝突ボルツマン方程式)
- 球対称の力学平衡モデル
- ジーンズ不安定と力学平衡への緩和過程
- 2体緩和
- 重力熱力学的不安定と重力熱力学的振動
- 連星の形成とその影響
- 中心ブラックホールがある恒星系
- 2次元ディスク、渦巻構造
講義内容
- 4月20日 イントロダクション、無衝突ボルツマン方程式と力学平衡、ジーンズの
定理PDF/HTML
- 4月27日 球対称な恒星系のモデルPDF/HTML
- 5月11日 ジーンズ方程式PDF/HTML
- 5月25日 ジーンズ不安定PDF/HTML
- 6月1日 激しい緩和の概念PDF/HTML
- 6月8日 激しい緩和、2体緩和PDF/HTML
- 6月 15日 2体緩和の概念/フォッカープランク近似/等温状態の安定性PDF/HTML
- 6月22日 重力熱力学的進化PDF/HTML
- 6月29日 中心ブラックホールのある恒星系
PDF/HTML
- 7月 6日 連星の形成とその影響
PDF/HTML
- 7月 13日 恒星円盤とスパイラル構造
PDF/HTML