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7. まとめ

本稿では、1980年代後半に提案されて急速に研究が進んだツリー法とFMM につ いてその原理と現状を、特に多体シミュレーションに使う側の観点から簡単に まとめた。天文シミュレーションでは、精度の要求が低いこともあって実装が 容易なツリー法が広く使われている。 FMM が実用上ツリー法や PM法と対 抗できるようになるかどうかは依然未知数である。

なお、筆者の能力不足もあり、多体シミュレーション以外の分野への応用につ いてはほとんど触れることができなかった。特に境界要素法への応用では、幾 何学の違いもあって適応的なFMMで非常によい結果が得られているようである。 こちらの最近の進展については、先に紹介した文献 [13,1,2]等を御覧いただきたい。



Jun Makino
Thu Jul 8 11:44:39 JST 1999