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7 分子動力学計算

タンパク質の分子動力学シミュレーションなどでは、恒星系とほとんど同じよ うな多体系の数値計算をする。ファン・デル・ワールス力も計算できるような ものを作れば分子動力学にも使えるということで、GRAPE-2A(浮動小数点演算 チップをつかったもの) , MD-GRAPE(カスタムLSI)等も開発してきた。現在 は、1995年に東大から理化学研究所に移った戎崎が分子動力学専用で 150 テ ラフロップスのピーク性能を目指す MDM (Molecular Dynamics Machine) を開 発中であり、今年中にも完成する予定である。MD-GRAPE は商品化されている。 MDM が完成すれば、その商品版は広く使われるようになるものと期待している。



Jun Makino
Mon Jun 14 18:22:57 JST 1999