GRAPE-6 ライブラリ・テストプログラムインストールガイド (C) 2001/5/19 牧野淳一郎 All rights reserved Version 0.1 2001/9/24 牧野淳一郎 ここでは、 GRAPE-6 ライブラリのインストール法とテストプログラムの走ら せ方の概要を説明します。 これらは現在のところ Linux (Alpha or X86 カーネル 2.2.xx, xx は 14 以降)での み動作します。 1) インストール 最新のライブラリを http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/pub/people/makino/softwares/ からダウンロードします。 ファイルを適当なデイレクトリで展開します。展開すると以下のサブディレク トリにファイルができます。 g6hib/ grape6/ grape6board/ phibdd/ pit/ simple-grape/ g6hib/ g6hibddx86/ grape6-x86/ phibdd/ simple-grape/ g6hib-x86/ grape6/ grape6board/ pit/ そこで、 g6hib に移動し、 install.csh を実行(普通は csh -f install.csh)します。 後はメニューの各項目を順に実行して下さい。但し、 (3) だけはルート権限 をもつアカウントで実行する必要があります。 なお、ライブラリ、ヘッダファイル等は上のスクリプトではコンパイルされる のみで自動的にどこかにインストールされるわけではありません。必要ならば 以下のファイル: (Alpha の場合) g6hib/grape6.h grape6/libg6lasim2.a g6hib/libg6la.a g6hib/libg6lasim.a (X86 の場合) g6hib/grape6.h grape6-x86/libg6lxsim2.a g6hib-x86/libg6lx.a g6hib-x86/libg6lxsim.a を適当な場所にコピーしてお使い下さい。 2) テストプログラム 基本的には上の install.csh で自動的に実行されます。そのほかもっと詳細 なデバッグが必要であれば、 g6hib(-x86) にある g6cbtest g6ptest 等が使えます。 g6cbtest は基本的に PCI カードのループバックテストのためのプログラムで、 PCI カードの出力を直接入力に戻すようにケーブルをつないだ状態で実行し、 エラーがあるかどうか見ます。 g6ptest は 2 粒子間の力を単純に計算し、シミュレータの答と比較します。 この時に、入力データを 1 ビットづつ変化させるので、単純な PCB の故障 (ハンダ不良等)であればどこがおかしいかがこのプログラムでほぼわかりま す。 3) ドキュメント ユーザープログラムのためのドキュメントは、 g6hib/g6user.tex です。 以上