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9 レポート課題

今回の話は、まあちょっと難しいというかいかにも講義回数が足りないので、 これに関して必須のレポート問題はなし。というわけで、レポート課題は以下 の通り。

1は必須。後はオプション。 プログラムが必要なものはプログラムを提出 すること。

  1. この講義全体について、感想、意見、希望等をなんでも好きなだけ書い て出す。別に褒めてないと点が下がるとかそんなことはないので、率直な意見 を書いてくれると参考になってありがたい。

  2. 参考プログラム
    http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/~makino/
            kougi/keisan_tenmongakuII/programs/index.html
    
    にある BHtree.C を動かしてみて、総当たりで計算するのと木構造で計 算するのとで計算した加速度、ポテンシャルの値を比べ、 を小さく したときに差がどのように小さくなるか、また小さくなりかたは粒子数によっ てどのように変わるか調べてみよ。
  3. 上の誤差が理論的にはどうなるべきか考察せよ。

  4. 計算時間はどうなるか、粒子数 100 程度から 10,000 程度までで調べ てみよ。

  5. 時間積分や結果表示の関数を付け加えて、実際に多体問題を計算してみ よ。時間積分公式としては第6回でやった leap frog を使おう。保存量である 系全体のエネルギーや角運動量はどの程度保存するか?時間刻みや を変えるとどうか?



Jun Makino
Thu Jan 25 14:36:00 JST 2001